3Dプリンタで作られたけん玉、「EDEXけん玉」をゲットしました!

白をベースに黒のライン、玉には紫のラインがアクセントで入っていて、見た目もかなりかっこいいです。
3Dプリンタ製のけん玉が現実的になってきた理由
3Dプリンタで作られたけん玉は、まだあまり見かけません。ただ、これから増えていくのではないかと感じています。
理由は、①3Dプリンタと木製けん玉の価格差がなくなりつつあること、②3Dプリンタの精度と樹脂強度の向上です。
- 3Dプリンタ側:技術が進歩し、装置も広く普及してきたことで、精度が上がり、費用が下がってきている(樹脂の原料価格は上がっていると思いますが)
- 木製けん玉側:木材の価格が上昇している。世界的な価格上昇に加えて、円が安い
この2つが同時に進んだ結果、「3Dプリンタで作ったけん玉は高くて品質もいまいち」という時代ではなくなってきているようです。
入手のきっかけ
今回は、宮城のけん玉プレーヤーゴリさんからEDEXの情報を教えてもらい、入手することができました。ゴリさん、ありがとうございます!
使ってみた感想
剣:一体成型で、風車がクルクルできる。

木製けん玉は、剣と皿胴(大皿・小皿のある部分)が別パーツになっているのが一般的です。今回僕が入手したEDEXけん玉は、剣全体が一体成型になっています。製造上、一体成型したほうがばらつきや材料歩留まりがよくなるのかな(勝手に想像)。
今回入手したものは比較的軽く感じました。重さは……測っていません(;’∀’)
でも、ちゃんと説明があるWEBがあったので重さとか気になる方はこちら
試した感想としては、強度は十分ありそうです。ただ、アスファルトなどの硬い地面に落とすと割れそうな予感もしているので、外で遊ぶときは気をつけようと思います。
シェイプ(形状)については、風車が異常に回せます。これには驚きました。

玉:積層感と塗装が、ちょうどいいグリップに

玉にも、3Dプリンタならではの積層感があります。プリンタで出力したあとに塗装がされていて、これが適度なグリップ感を出してくれています。

知財目線で考える:3Dプリンタ製けん玉と知財
ここからは、知財目線で考えてみます。
けん玉の特許出願は、ここ最近ほとんど見かけない
JplatPadを少し叩いてみましたが、けん玉の分野では、ここ最近、特許出願がほとんど見られません。理由として考えられるのは、次のようなことです。
- 市場の特性上、特許出願が競争力につながりにくい
- 出願費用を超えるような売り上げを立てにくい
ただし、これはあくまでこれまでの木製けん玉の話です。
3Dプリンタけん玉には、特許の可能性がたくさんある
もし今後、樹脂加工、特に3Dプリンタで作ったけん玉が評価されるようになれば、その製造技術や組み込まれる技術には、特許の可能性が多数あると考えています。
たとえば、こんなことです。
- 重心のコントロール:木材は削り出しで作るため、重心をコントロールするのは非常に難しいです。一方、3Dプリンタなら、積層の設計や密度のコントロールで重心を調整しやすくなります。
- 一体成型・部品の組み込み:一体成型にしたり、一部に別の部品を組み込んだりすることで、技術的な工夫や見た目の工夫をいろいろ取り入れられる余地があります。
個人レベルの開発であっても、特徴的な技術ができたなら、特許出願を検討しておくとよいのではないでしょうか。
例えば、プロプレーヤーが3Dプリンタ製のけん玉で大会で優勝する等のプロモーション的にもおいしいことが起きた場合、一気に普及する可能性がありその時に特徴的な技術をおさえていると、非常に強いのではないかと・・・
まとめ
EDEXけん玉を手にしてみて、3Dプリンタけん玉は、遊び道具としても十分楽しめると感じました。
それと同時に、3Dプリンタけん玉の知財戦略も、一つ上の段階に上がったように思えます。木製けん玉では難しかった技術的な工夫ができるようになったことで、特許や商標で守る意味のある「技術」や「ブランド」が生まれやすくなっているのではないでしょうか。
これからどんな3Dプリンタけん玉が出てくるのか、プレーヤーとしても弁理士としても楽しみです!


コメント