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海事代理士、過去問5年分だけでは落ちます。不合格からの振り返り | 知財戦略アドバイザー ちざる 

海事代理士、過去問5年分だけでは落ちます。不合格からの振り返り

2026年10月30日、海事代理士試験(筆記試験)の結果が発表されました。

国土交通省のホームページに合格者の受験番号が載るのですが……私の番号は、ありませんでした。

はい、不合格です(;’∀’)

この記事のまとめ
・結果:令和8年の海事代理士試験(筆記)は不合格。合格率は56.0%でした
・敗因:勉強の範囲を過去問5年分に絞りすぎたこと。空欄の場所や聞き方を変えられると、答えられませんでした
・次の作戦:過去問とは別の箇所を空欄にした問題で練習できる、自分用のアプリを作りました

前回の記事で「勉強不足でした」と書いていたので、まぁ予想どおりです。それでも、番号の並びを上から下まで目で追って、「やっぱりないか……」と確かめるあの瞬間は、何歳になってもいやなものですね。

前回、「結果が出たら、良くても悪くても報告します」と約束したので、今回はその報告です。あわせて、なぜ落ちたのか、そして次に向けて何をしたのかをまとめておきます。

これから海事代理士を受ける方、資格試験で「過去問だけで何とかならないかな」と考えている方の参考になればうれしいです。

結果:不合格。ただ、自己採点はできていません

正直に言うと、点数の分析はできていません。

理由は、この試験が手書きだからです。前回の記事にも書いたとおり、答えはわかっているのに、漢字が出てこない問題がいくつかありました。うろ覚えの漢字で書いたところが、正解になっているのか、なっていないのか。自分では判断がつきません。問題用紙に自分の答えを書き写していなかったこともあり、自己採点はあきらめました( 一一)

ただ、その漢字の分を割り引いて考えても、合格には届いていなかったと思います。手応えとして、そのくらいの差があったからです。

みなさんは、試験のあとに自己採点するタイプですか? 私は、マークシートの試験なら必ずやるのですが、今回はさすがに無理でした。

今年の試験の数字(国土交通省の発表から)

国土交通省が、受験番号と一緒に、今年の筆記試験の数字も発表しています。

項目令和8年(2026年)
出願者数646名
受験者数516名
合格者数289名
受験者に対する合格率56.0%
受験者の平均正答率55.1%

合格の基準は、20科目の総得点240点のうち、60%以上(つまり144点以上)です。全体の平均正答率が60%を上回った年は、平均以上の人が合格になるそうですが、今年は平均が55.1%だったので、60%がそのまま基準になりました。

出典:令和8年海事代理士試験筆記合格者及び実施状況(国土交通省、PDF)

合格率56%と聞くと、「半分以上が受かるなら、簡単なのでは?」と思うかもしれません。でも、そう単純ではないと私は見ています。

この試験は、行政書士の資格を持っている方が多く受けている、と言われています。20科目の中には憲法と民法があり、行政書士の方にとっては、この2科目は確実に点が取れる得意分野です。つまり、最初から2科目分のリードを持った人たちが、受験者の多くを占めているわけです。

その中で、法律の勉強がほぼ初めての状態から60%を取るのは、合格率の数字ほど簡単ではありません。……と、言い訳っぽくなってしまいましたが(;^ω^)、これから受ける方は、合格率だけを見て油断しないほうがいい、というのが正直な感想です。

出願した646人のうち、受験したのは516人。130人は、申し込んだけれど受けなかったことになります。落ちはしましたが、受けたからこそ、試験の中身がわかり、この記事も書けています。

敗因:過去問「5年分」に絞りすぎた

いちばんの敗因は、はっきりしています。勉強の範囲を、筆記試験の過去問5年分に絞りすぎたことです。まー体系的な学習テキストがほぼないので・・・でも
試験会場には伊藤塾のテキストを持っていた方が散見されたので、このガチ勢の方々はきっと合格されたと思います(;’∀’) メルカリで見てみようかな(笑)

海事代理士の筆記試験は、20の法域(法律の分野)から出題されます。範囲がとにかく広いので、「過去問に出たところを押さえれば、効率よく点が取れるはず」と考えました。

ところが、本番ではこうなりました。

  • 過去問と同じ条文でも、別の箇所が空欄になっている
  • 過去問と違う聞き方をされる
  • 過去問に出ていない周りの条文から問われる

過去問の「答え」は覚えていても、その条文全体を理解していなかったので、少しずらされただけで手が止まってしまいました。過去問は大事です。でも、過去問だけでは足りない。これが今回いちばん身にしみたことです。・・・・なんとなくわかっていたんだけどね。

もうひとつの敗因:実際に勉強したのは1か月くらい

受けようと決めたのは、だいぶ前でした。頭の片すみでは、ずっと「海事代理士の勉強をしなきゃ」と意識していたんです。

でも、実際に手を動かして勉強したのは、1か月くらい。過去問を2回まわしたのも、最後の2週間でした。

「意識している期間」と「実際に勉強した期間」は、まったく別物ですね。意識しているだけで、なんとなく勉強した気になっていた……。資格試験を受けたことがある方なら、この感覚、わかってもらえるのではないでしょうか(;^ω^)

次の試験は? たぶん、受けます

次回を受けるかどうかは、まだ決めきれていません。

ただ、今の気持ちとしては、受けようかなと思っています。一度受けてみて、どんな試験なのか、どこでつまずくのかがよくわかりました。ここでやめてしまうのは、もったいない気がしています。

次に向けて:自分用の試験対策アプリを作ってみた

前回の記事の最後に、「試験対策アプリを作ってもいいかな」と書きました。

……作りました(`・ω・´)

海事代理士試験対策アプリのアイコン(いかりのマーク)

AIの力を借りて、ブラウザで使える自分用のアプリを作っています。ねらいは、今回の敗因そのものをつぶすことです。

今回の敗因アプリでの対策
過去問と違う箇所を空欄にされると答えられない過去問に出た条文の、別の箇所を空欄にした穴埋め問題
過去問と違う聞き方に弱い条文をもとにした〇×問題(過去問と同じ問題ではなく、言い回しや誤りの場所を変える)
周りの条文を知らないよく出る条文を、過去問より少し広めに登録
勉強した「気」になってしまうどこをどれだけ解いたかが見えるダッシュボードと、模擬試験

条文の本文は、記憶やAIの説明で書かずに、国の法令データ(e-Gov)からそのまま取り込むようにしました。前回の記事で書いたとおり、AIは枝問の〇×をけっこう間違えるからです。AIは「作る道具」として使い、中身の正しさは公式の資料で確かめる、という分担にしています。

筆記試験のあとには口述試験(面接形式の試験)もあるので、口述の過去問を練習できる画面も入れました。気が早いですね(笑)

ブラウザで動くアプリですが、スマホのホーム画面にアイコンを置いておけば、ふつうのアプリと同じようにワンタップで開けます。なので、スマホに入れて、いつも持ち歩いています。 机に向かう時間がとれなくても、スマホさえあれば、すき間の時間に〇×を何問か解ける。前回の敗因だった「実際に勉強した時間が短い」への対策にもなりそうです。

まー漢字で書けるかは、別問題ですが・・・・( 一一)

スマホのホーム画面。いかりのマークの海事代理士アプリと、英検アプリのアイコンが並んでいる

いかりのマークが、海事代理士アプリです。隣は、以前に作ったけん玉で英検5級・4級が学べるアプリ。自分で作ったアプリが、少しずつホーム画面に増えてきました(´▽`)

今のところ、海事代理士アプリは自分の勉強用で、公開はしていません。使ってみて、本当に点数につながるのかを、次の試験で確かめるつもりです。

まとめ:落ちたけれど、得たものもある

今回の振り返りをまとめておきます。

  • 結果:不合格(予想どおり)
  • 自己採点:手書きと漢字の問題で、できなかった。ただ、割り引いても届いていなかった
  • 敗因1:過去問5年分に絞りすぎた。空欄の場所や聞き方を変えられると、対応できなかった
  • 敗因2:意識していた期間は長いが、実際に勉強したのは1か月くらい
  • 次回:たぶん受ける
  • 対策:敗因をつぶすための自分用アプリを作った

落ちたのはくやしいですが、試験の中身がわかったこと、そしてアプリという形で対策を作れたことは、一歩前進だと思っています。

ちなみに、落ちてばかりではありません(笑)。アマチュア無線と第二種電気工事士の試験には、ちゃんと合格しています。そのときの話は、こちらの記事に書いています。

次の試験までの勉強の様子も、またこのブログで報告します。あなたは、今なにか挑戦している資格はありますか? よかったら、一緒にがんばりましょう!

参考

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